東京都は26日、中国への返還期限が5月末となっていた上野動物園(台東区)のジャイアントパンダ・シャンシャン(メス3歳)について、同園での滞在を12月末まで再延長すると明らかにした。
都によると、シャンシャンの所有権を持つ中国と都が、返還期限について協議していた。当初は昨年末に中国に帰る予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で、輸送に関わる専門家の渡航が日中双方でできなかったことから、昨年12月に5月末まで期限を延長することが決まっていた。
コロナの影響で、同園は現在、休園しているが、小池百合子知事は「できるだけ早くウイルス対策を行い、上野動物園でシャンシャンに会ってもらえる状況にしたい」と述べた。
シャンシャンは2017年6月、ジャイアントパンダのリーリーとシンシンの赤ちゃんとして、上野動物園で5年ぶりに誕生した。(軽部理人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル